髪の毛の傷む原因は、ヘアカラーといった誰もが知っているものから、意外と知られていないものまでいろいろあります。そんな髪の毛の傷む原因と、その解決方法を解説していきます。
髪へのダメージが一番大きいのは、ヘアカラーやパーマ
パーマ、ヘアカラーは薬品を髪の内部へ入れるため、髪への負担が大きくなってしまいます。美容院で行うパーマやヘアカラーは、事前の準備や、薬剤にこだわってできるだけダメージを減らすよう工夫されていますが、頻繁に行えばダメージが蓄積してしまいます。
市販のカラー剤を使って自分で行う場合は、傷まないようなケアも難しいためなおさらダメージが大きくなってしまいます。カラーやスタイルをよく変える人は、その分髪の痛みも増えていくため十分なケアが必要です。
シャンプーはヘアケアの重要ポイント
髪の洗い方には、髪を傷めないために大切なポイントがいくつもあります。いきなりシャンプーをつける前に、簡単なブラッシングや、お湯のみで汚れをしっかり落としておくと、シャンプーの泡立ちがよくなり、髪をこすってしまう心配が減ります。
シャンプーはまず手のひらで泡立ててから、髪の毛ではなく頭皮を洗うようにすることがポイント。また、シャンプー・トリートメントは残らないように十分にそそぎましょう。髪をこする・頭皮につめをたてて洗う、といった洗い方はNGです。
お風呂からあがったら、髪をやさしくタオルドライします。タオルでできるだけ水分をとっておくと、ドライヤーを当てる時間が減らせ、髪にやさしくなります。
傷んだ髪を補修する方法は?
髪の毛の補修といって最初に思い浮かぶのはヘアトリートメントやパックだと思います。シャンプーの後で少し水分を拭き取ってからトリートメントを付けて数分間放置します。
この時に温かいタオルで髪を包むと、トリートメントの成分がより髪へ浸透するので、補修力が高まります。ヘアカラーやパーマ、紫外線などで傷んだ髪は定期的にトリートメントでケアしてあげましょう。
他にも、指の腹などを使って頭皮をマッサージして血行を促進したり、ビタミンなどが配合された洗い流さないタイプのトリートメントを付けることで、さらなる補修効果が期待できます。
髪を傷めないために心がけること
髪が傷む原因になることを極力取り除くのが一番です。洗ったり補修したりといったケアも大切ですが、外出時の紫外線対策も重要です。黒い髪は紫外線を集めやすいので、紫外線防止スプレーなどで紫外線を防ぎます。
また、朝と夜と2度のシャンプーも髪への負担が大きいので、シャンプーは1日1回にしましょう。夜ふかしも髪の健康を損なう原因なので、夜ふかしの人は気をつけましょう。
一度傷んでしまった髪を完全に元通りに修復することはできません。だからこそ、毎日のちょっとした心がけで健康な髪を維持できるようにしたいですね。