髪を洗ったり、ドライヤーで髪を乾かしたりしたときに、自分の抜け毛の量にびっくりした経験はありませんか?今回は、男性と女性それぞれの脱毛症の種類と原因について詳しくご紹介します。
男性の脱毛症の特徴とは?
男性の脱毛症は、大きく分けて3種類。男性型脱毛症(AGA)と脂漏性脱毛症、円形脱毛症です。
1.男性型脱毛症(AGA)
男性の脱毛症で最も多いのが、AGAと呼ばれる男性型脱毛症で、日本では全国で1200万人以上いると言われています。男性型脱毛症は、壮年性脱毛症の一つで、成人男性に見られる薄毛のことです。
DHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンが、毛母細胞の働きを抑制して、髪の成長を阻害してしまうことが原因で起こると考えられています。
この場合、額の生え際、または頭頂部から徐々に髪が薄くなっていきます。男性の薄毛には、まだ解明されていないことも多く、DHT以外に、遺伝や生活習慣(食生活・喫煙・睡眠など)も関係していると言われています。
2.脂漏性脱毛症
脂漏性脱毛症は、皮脂の過剰な分泌によって頭皮に炎症が起こり、それに伴って生じる脱毛症です。
3.円形脱毛症
円形脱毛症は、突然、髪が円形、または帯状に抜けてしまう自己免疫疾患の一種。自分の毛根を敵とみなし、リンパ球が毛根を攻撃することで起こると考えられています。ストレスが原因とされていましたが、今のところ科学的な根拠はないようです。
女性の脱毛症の特徴とは?
女性の脱毛症の場合、髪の分け目が透けて見えるようになるなど頭髪全体が薄くなっていくのが特徴です。女性の脱毛は、大きく分けて6種類あります。
1.びまん性脱毛症
女性の薄毛で最も多いのが、頭髪全体が薄くなるびまん性脱毛症。加齢による女性ホルモンの働きの変化、ストレス、ダイエットによる食生活の乱れなど原因はさまざまです。
2.脂漏性脱毛症
男性の脂漏性脱毛症と同じく、皮脂の過剰な分泌によって頭皮に炎症が起こり、それに伴って生じる脱毛症です。
3.牽引性脱毛症
髪を強く引っ張って結ぶことが長期間続くと、その部分に負担がかかり、抜け毛が増えてしまうことがあります。これが牽引性脱毛症です。
4.分娩後脱毛症
産後は女性ホルモンのバランスの変化で、妊娠中に成長期を維持してきた毛髪が休止期に入るため、抜け毛が増えると考えられています。一時的なものなので、産後1年半ほどで元に戻ると言われています。
5.ひこう性脱毛症
シャンプーのし過ぎや、頭皮に合わないシャンプーが原因でフケが増え、そのフケが毛穴を塞ぐことで、髪の成長が阻害されるのがひこう性脱毛症です。
6.円形脱毛症
男性の円形脱毛症と同じく、自己免疫疾患の一種です。
抜け毛の原因は様々
抜け毛は、遺伝やホルモン、生活習慣など様々な要因が絡み合って起こりますが、病気が原因で起こる場合もあります。抜け毛の量が増えて気になるという方は、念のため、他の病気が隠れていないかクリニックでチェックしてもらうと良いでしょう。
脱毛症の種類と原因をしっかりと把握し、抜け毛対策に役立てていきましょう!
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