
男子は剛毛で悩みを抱える人が多いのではないでしょうか。ごわごわして扱いにくいことや、セットしても巧く極まらないなど剛毛ならではの悩みがありますよね。ここでは、剛毛男子必見のワックスだけでできるヘアセットの方法をご紹介いたします。
剛毛の悩み
剛毛男子の悩みとは、毛髪量が多く重く見えがちなことがあげられます。また「パサついて広がりやすい」「ゴワゴワしやすくスタイリングしにくい」という点もあるでしょう。カット直後は多少セットもしやすいですが、少し経つと手入れがしにくいという悩みもあると思います。
基本的に剛毛とは量が多く髪質が硬く太い髪のことです。同時に直毛である場合も多いです。ふんわりとした動きのあるスタイルにしたくても自分でうまくセットできない、セットしてもすぐに元のごわごわに戻ってしまう、などの悩みが多いのではないでしょうか。
剛毛の毛質改善
剛毛男子は少しでも軟毛に近づけてセットしやすい髪質にチェンジしたいことでしょう。だからと言ってパーマやカラーをし過ぎて柔らかくしよう!という考えは間違いです。
剛毛はキューティクルの隙間が狭く髪質としては美しく健康な状態になります。あえて傷めてしまうのではもったいない行動です。髪質を変えたいならばシャンプーを変えてみてはいかがでしょうか。
具体的にはオイル系か、アミノ酸系のシャンプーに変えることで艶やかな柔らかい髪質に変化する可能性があります。重めのトリートメントを利用することも有効手段です。しっとりした扱いやすい髪質に徐々に変化することでしょう。
剛毛のお手入れ
剛毛のお手入れ方法は、髪の毛を乾かす際に浮かないように、寝かせたい部分を押さえながらドライヤーをかけることです。こうすることで髪型の基礎を作ることができ、ワックスでヘアセットをする際に広がりにくくなります。直毛やくせ毛で悩んでいる方は特にドライヤーが重要になります。
前髪が浮きがちな人はヘアアイロンを使うこともひとつの手。この際スチーム付きのヘアアイロンを利用するとより効果的です。ヘアアイロンと聞くと女性用のイメージもあると思うのですが、メンズのヘアセットにも有用ですので、一台持っておくと便利です。
剛毛男子にオススメ!メンズワックスの選び方
いよいよワックスの使い方について解説していきます。
一口にワックスといってもたくさん種類があります。剛毛の悩みは、ボリュームが出やすい、パサついて広がりやすいというところがメインになるので、この悩みをカバーできるようなワックスを選びます。剛毛にワックスを利用するなら、ファイバー系、クリーム系、ウェット系を利用するとよいでしょう。
ファイバー系はしっとりするため束感を出したいときにおすすめです。伸びが良く、髪に馴染みやすいのが特徴。繊維が含まれているため、髪に動きや束感をつけやすいです。
クリーム系はしっとりながらふんわりした印象をだすことができます。ファイバー系と同様、髪に馴染みやすくスタイリングしやすいので初心者の方にもオススメです。
ウェット系(グリースタイプ)はボリュームダウンに有効です。また、ツヤが出るのでゴワゴワした質感やパサつきもカバーしてくれます。ウェット系のワックスでは、セット力に欠けるため、他のワックスと併用して利用するとよいでしょう。
剛毛を生かして、カッチリ固めたヘアスタイルにしたい場合はジェルワックスも有効です。タイトでツヤのある仕上がりになるので、大人っぽい印象を作れます。ただし、速乾性が高く修正が効かないため慣れるまでは扱いづらいかもしれません。
剛毛のメンズにオススメできないのは、油分が少なく、伸びの悪いワックスです。マット系やクレイ系などがこれに当たります。パサつき、ボリュームを抑える必要があるため、しっとりとした質感のワックスを選びましょう。
ワックスのつけ方
ワックスのつけ方でまず気をつけたいことが、たくさんつけすぎないことです。つけすぎるとワックスの重みでべたっとしてしまい、ふんわり感が出せなくなってしまいます。清潔感もなくなってしまうので要注意です。
まずは少量のワックスを、手のひら、指の間にしっかりなじませて、髪全体につけていきましょう。束感や動きを出す髪型の場合は、下から上に揉み込むようにすると束感が出ますので、それを利用してセットします。ワックスをつけすぎないよう、前髪は最後に触りましょう。
寝ぐせがひどい場合は、一度ぬらしてドライヤーをかけ、くせを戻してからワックスをつけた方がスタイリングしやすくなります。その際も寝かせたい部分を押さえながらドライヤーをかけることを意識しましょう。
剛毛男子がワックスでセットする際には、シャンプーやリンスをしっとりするタイプに変え、ドライヤーやヘアアイロンで乾かす工夫をすることで落ち着いたヘアスタイルが実現します。


