
CMに出てくるような艶やかなロングヘアは女性の憧れ。しかし、現実は髪の毛を伸ばすほどに枝毛や切れ毛のダメージが目立つものです。今回は枝毛や切れ毛の原因やその補修方法についてご紹介します。
枝毛・切れ毛は髪からの危険信号です
枝毛や切れ毛のせいで、せっかくのロングヘアがパサパサでスタイリングも決まらないことはありませんか?そもそも枝毛や切れ毛はなぜ発生するのでしょうか?
毛髪は、内側からメデュラ(髄質)・コルテックス(皮質)・キューティクル(毛小皮)の三層で構成されています。キューティクルは髪の表面にうろこ状のようにつらなり、髪の内部を保護しています。
しかし、このキューティクルがなんらかのダメージによりはがれると、内部のタンパク質や水分が流れ出て、スカスカの空間ができて、枝毛や切れ毛の発生につながるのです。
枝毛・切れ毛の一番有効な対策は?
残念ながら一度壊れたキューティクルを塞いで元に戻すことはできません。もし枝毛や切れ毛を見つけたら傷みを広げないためにカットするのがもっとも有効な手段です。カットする際は、よく切れる髪用のハサミで枝毛や切れ毛の3cm上を断面が直角になるように切ります。
斜めに切ってしまうと再び枝毛・切れ毛が発生しやすくなってしまうためです。後頭部などは見えにくいためヘアサロンで処理してもらうか誰かに切ってもらうほうが切り残しを防げるでしょう。
切って終わりにしないで!
枝毛・切れ毛か所を取り除いても、髪全体のダメージが防げたわけではありません。これから枝毛・切れ毛になる予備軍がたくさんあると考えてヘアケア方法を見直すことも大切です。
まずは健康な毛髪を促すため、良質なタンパク質を含む健康的な食生活や十分な睡眠時間を確保するなどして、身体の内側から元気になりましょう。
また、キューティクルを開いて薬剤を浸透させるパーマやカラーリングなどは控えめにすること。さらに、トリートメント剤などを効果的に使い、傷んだか所を集中的にケアすることです。
では、どのトリートメント剤がいいの?
弱った髪の毛を徹底的に修復したいなら、髪の毛の内部に浸透するトリートメント剤がおすすめです。とはいえ、トリートメント剤は種類も値段もさまざまです。おすすめは、髪の成分、タンパク質に近いアミノ酸からできているトリートメントです。
また、洗い流すトリートメントだけではなく、タオルドライ後に洗い流さないトリートメントを使うとさらにダメージが防げます。ドライヤーの熱からも守ってくれます。
枝毛や切れ毛を正しく処理して、生活習慣やヘアケア方法を見直せば健康的な髪を取り戻すことは可能です。枝毛や切れ毛に悩んでいる人はぜひ今日から実践してみてはどうでしょうか?


