
軟毛をふんわりスタイリングするために欠かせないのがワックスです。といっても、どんなワックスでもいいわけではありません。選び方や使い方を間違えると、1日中ぺったりした髪で過ごさなければならなくなることも。ここでは軟毛の方がワックスを選ぶ時のコツや、スタイリングの方法についてまとめています。
しっかりスタイルキープできるハードタイプを選ぶ
毛先に動きを出す目的で使われるナチュラルなワックスは、軟毛のスタイリングには向きません。軟毛さんがワックスを選ぶ時には、しっかりキープできるハードタイプのワックスを選びましょう。軟毛でもストレートスタイルの方は、少しやわらかめのミディアムタイプのワックスを使っても大丈夫ですが、「ストレート用」を使ってしまうと、水分が多すぎるためにぺったりしてしまいます。
ちなみに、スタイリング剤をつけた時のいわゆる「テカリ」が出ない、「マットタイプ」のワックスも最近人気になってきています。これもキープ力のあるものなら軟毛のスタイリングに向いているので、ぜひチェックしてみてください。
ワックスは完全に乾かした髪につける
濡れた髪にワックスをつける付けると、水分がワックスでコーティングされて、そのまま残ってしまいます。この状態だと、どんなにふんわりスタイリングしたとしても、お昼休みを迎える頃にはぺしゃんこに崩れてしまうのがオチ。
濡れた髪だと、ついワックスをつけ付けすぎてしまいがちな点も問題です。寝癖なおし直しなどで髪をぬらして濡らしてしまった時は、面倒でもドライヤーで1度完全に乾かしてからワックスをつける付けるようにしましょう。
ファイバー入りワックスは避ける
ドラッグストアなどに並んでいるワックスをみると見ると、「ファイバー配合」と書かれているものが多いことに気づくのではないでしょうか。ファイバー入りのワックスは伸びがいいことと、スタイリングの手直しがしやすいことから人気がありますが、軟毛の方は避けたほうが無難です。
その理由は、ハードタイプのように髪を持ち上げておくキープ力がないものがほとんどであること、ファイバー=繊維自体の重みで毛がつぶれてしまいやすいこと。どうしても使いたい時には毛先にだけ併用するという手もありますが、つけ付けすぎには注意が必要です。
指先にワックスをつけるのはNG
軟毛のワックススタイリングの基本は、「根元をボリュームアップさせて、髪の間に空気をいれて入れていく」です。ワックスはつい指先につけたく付けたくなるものですが、指にワックスをつけて付けてスタイリングをすると、どうしてもムラができてしまいます。ワックスは手のひら平につけ付け、内側から指をいれる入れるようにしてボリュームをもたせていき、最後にワックスのついた付いた髪を指でつまむようにしてアウトラインを整えます。
ボリュームが出にくい時はスプレー+ワックスで
ハードタイプのワックスを使ってもスタイルがもたないという方は、ヘアスプレーを併用してみるのも手です。スタイリングの仕上げに固めようとすると、スプレーの重さでボリュームが落ちてしまうことがあるので、スプレーをベースとして使うのがおすすめ。髪をもち上げて、内側から全体にハードタイプのスプレーをかけてから、ワックスでのスタイリングに入ります。


