
悩んでいる人が多い軟毛ヘア。軟毛の人はボリュームが少ない場合も多く、凝ったスタイリングは諦めているという声もよく聞きます。しかし、軟毛であってもセット方法を身につければ、手軽に素敵なスタイリングは可能です。軟毛用のセット術をご紹介していきましょう。
軟毛の困りどころ
軟毛の悩みを一言で例えれば、“ペタっ”という言葉でしょう。ラフやスタリッシュなヘアアレンジはその髪質のせいでつくりづらく、肌にくっついているようになってしまいがちです。
特に梅雨の時期など湿度が多いときは著しく、せっかくセットしても、いつのまにか、ペタっとボリュームダウン。朝の苦労が水の泡になってしまいます。
ポイントはスタイリング剤選び
スタイリング泣かせな髪質が軟毛と言えますが、実はスタイリング剤で改善できます。
毛先を遊ばせる用のワックスを選ぶ方がよくいますが、軟毛ならこれはNG。水分量の多いワックスや、「ファイバー配合」と書かれたワックスも避けた方が無難です。これらは共通してセット力が乏しく、軟毛にとって必要な長時間のキープ力やボリューム確保には向きません。
ワックスを選ぶのであれば、強力にヘアスタイルをキープしてくれるハード系ワックスがいいでしょう。特に「ハード系のドライタイプ」はおすすめで、軟毛で困難とされていたボリュームづくりも手軽に行える優れものとなっています。
その他、ジェルやスプレーにしても、まずはキープ力に注目して選んでみてください。
乾かし方でもセットは変わる
スタイリング剤以前に軟毛には、ドライヤーも重要なポイントです。たとえば、ドライ系のワックスは髪が水分を含んでいた方がスタイリングしやすいので半乾き状態で使いますが、軟毛には向きません。
水分を含んでいる状態でセットしてしまうと、短時間でセットが崩れ、ペタッとなりやすい傾向にあります。
必ずセットするときは、ドライやーで完全に髪を乾かす。これが、軟毛のヘアスタイルのキーポイントです。乾かし方としては、髪の根元に空気を送り込むイメージでドライヤーを使うようにしましょう。
スタイリングの手間を楽しもう
毎回スムーズにセットできる人から見れば、手間がかかる髪質かもしれません。しかし、軟毛であることを楽しめるようなセット術やヘアスタイルを見つけて、自分のものにしていくことは、自分の魅力発見や自信にもつながります。
ぜひ簡単セット術を覚えて、軟毛を強みに変えてしまいましょう。


