
女性の髪を悩ますもののひとつに枝毛がありますよね。ケアしているにも関わらず、少しも直らない。そんなやっかいな枝毛を引き起こす原因は、たくさん考えられます。原因がわかれば、おのずと対策も見つけやすいもの。まずは枝毛の原因をしっかり知っておきましょう。
枝毛の原因となる内的要因はこの3つ
枝毛とは“髪の毛の水分が失われて、繊維が避けてしまった状態”です。髪の外側をコーティングしている「キューティクル」が剥がれてしまい、水分が蒸発してしまうことで引き起こされると言われています。
なぜ髪の毛の水分が不足してしまうのか。その原因は身体の内側と外側の両方にあります。
まず考えられるのが食事や睡眠といった基本的な生活リズムの乱れです。身体に必要なタンパク質やアミノ酸といった栄養が足りなくなると当然髪の毛にも大きな影響を及ぼします。バランスの良い食事と十分な睡眠時間を取り、規則正しい生活習慣を心掛けてください。新陳代謝を活発にして、新しく健康な髪が生えてくることで枝毛が自然と減っていくことでしょう。
キューティクルの厚さは体質によるものが大きいとされています。まずは健康的な生活習慣によって、髪にとって快適な体質改善をめざすのがベター。しかし毎日のことなのでムリをするのはかえってストレスになるので禁物です。
食事・睡眠・ストレスに気を付けながら体内リズムを整えて、成長ホルモンの分泌を促して質の良い髪の毛を育てていく感覚が良いですね。できる範囲でコツコツと、気長に続けるのが理想です。
枝毛の原因となる外的要因はこの5つ
続いて外側から枝毛の原因となるものを見て行きましょう。
まずはパーマやカラーについて。髪にダメージを与えてしまうことは承知の上だと思います。おしゃれに見せたい気持ちは十分わかりますが、枝毛防止と考えると頻繁にヘアスタイルを変えるのはおすすめできません。できれば数ヶ月に1回、さらに適切なトリートメントなどでケアしながら自由なヘアスタイルを楽しんでください。
シャンプーについても考えてみましょう。洗髪しているようでかえって髪に負担をかけているかもしれません。シャンプーは「洗浄力」も大事ですが、髪をしっかり守りたいなら「栄養力」にも気を付けてください。
枝毛対策には弱酸性シャンプーやクエン酸入りリンス、また少し値は張りますが、汚れをしっかり落としながら髪に栄養を与えてくれるアミノ酸系シャンプーがおすすめです。
それからドライヤーの熱も、髪の水分を蒸発させる原因となります。実は温風ではなく送風でもOK。髪から20cmほど離し、根元からすばやく乾かすようにすればダメージは最小限で済みます(毛先は傷みやすいので注意!)。マイナスイオンドライヤーといったものでも髪に良い効果が期待できると言われています。
逆に髪を乾かさずに放っておくのもNGです。一見しっかりと潤っているように見えまずが、必要以上に蒸発して水分を奪ってしまいます。また、髪が濡れた状態は傷みやすいので、そのまま横になって髪同士が絡みあってこすれると枝毛や切れ毛となって大きなダメージを受けてしまいます。
セットする時も、毛の流れとは逆に巻くことや、ゴムできつく縛らずにスタイリングすることが大切です。
枝毛を元に戻すことはできません。そのため、内側と外側からしっかりケアしてキレイな髪をいつもキープできるようにしましょう。


