
「アッシュ」とは、英語ではashと書きます。直訳すると、「灰、土」という意味ですが、現在は「灰色の」という意味合いで使われることが多いです。美容業界においては、「灰色系統の染髪、カラーリング」という意味で使われています。
アッシュカラーの作り方は?
アッシュカラーは、「グレイ」とは明確に区別されます。
「グレイ」という言葉は、無彩色の色合いを指します。つまりこれは、白や黒、といったような明るさの違いを示す単語です。「カラーリングをして作る色」「染めて作る色」であるアッシュカラーとはこの点で大きく違います。
アッシュにカラーリングする際に使うのは、実は灰色の染料ではありません。日本人の髪の色をアッシュカラーにする際に使われるのは、青色や紫の染料です。
日本人の髪の毛は原則として黒色をしていることがその理由です。ここに灰色をそのままのせてしまうと、茶色っぽい色合いに仕上がってしまうのです。
そのため、黒にとっての補色である寒色系統の色をのせる必要が出てくるのです。
アッシュカラーのもたらすイメージとは?
クール・透明感・ツヤなし(マット)
寒色系統の色合いをのせる、というところからピンときた人もいるかもしれませんが、アッシュカラーの髪の毛というのは、とてもクールな印象を抱かせます。また、垢抜けた都会的なイメージを作り上げることも得意です。
アッシュカラーの魅力は、「ぱっと見た感じで、『ほかとは違う』という感じを受けるのに、押しが強いわけではない」というところにあります。
奇抜な紫色や赤色とは違い、とても落ち着いた色合いであるのに、どことなくほかの人とは違う、という「ゆるやかな個性」を打ち出すことができます。
垢抜けているのに、奇抜すぎない。クールな印象なのに、周りを拒絶する雰囲気を出さない。都会的であるのに、どことなく懐かしい。
こんなイメージを作り上げることが、アッシュカラーの得意技です。
カラーリングは慎重に、まずは美容院に頼んで
こんな風に魅力あふれるアッシュカラーですが、「灰色」という色の都合上、失敗するとくすんだ色に仕上がってしまいます。
特に、初心者さんが自分で染めるにはなかなか難易度が高い色。 初めてアッシュカラーを試すという人ならば、まずは美容院に足を運ぶようにしましょう。 美容院では、このちょっと難易度の高いアッシュカラーでもキレイにカラーリングしてくれますよ!


