
髪のカラーリングはおしゃれの一部。でもカラーリングを重ねた髪は色が抜けやすく、パサパサと傷みがちに…。そこで、ヘアカラーの色をキレイに持続させるためのケア方法をご紹介します。
カラーリングでありがちな髪のダメージは?
カラーリングをすると、髪がパサつきやすくなったり、まとまりにくくなったり、ちりついてしまったり…。そんなダメージを経験した事がある方は多いのではないでしょうか?
髪のダメージを放っておくと、手触りが悪化してしまうだけでなく、ブラッシングでの摩擦が起きてしまいます。カラーリングの色褪せが進行してしまうのも、実はこれが大きく関係しています。
また、カラーリング直後の髪は、薬剤でアルカリ性(髪の毛が一番健康的な状態は“中性”)にかたむいているため、とてもダメージを受けやすい状態です。
ダメージの原因はキューティクルの状態にあった!
カラーリングは、薬剤の化学反応によって無理やりキューティクル(髪の表面にある、うろこ状の層)を膨張させて開き、その隙間に染料を埋め込んでいくので、キューティクルが浮き上がった状態になってしまいます。この状態で、シャンプーをすると水と一緒に色素が流れ出てしまいます。カラーリングの色落ち・褪せが目立ってしまうのはこれが原因です。
また、キューティクルは、無理なブラッシングでの摩擦や、ドライヤーの過度な熱でも浮き上がりやすくなってしまいます。つまり、カラーリングした際は、十分にいたわる必要があります。
カラーリングの色を守る4大ケア方法を紹介
上述のように、カラーリングした髪はいつも以上のケアが重要になってきます。以下で、効果的な方法をご紹介します。
1.カラー施術当日のシャンプーは控えましょう
薬剤で大きく髪膨張した髪は、施術日当日は水に馴染みやすい状態なので、水やシャンプー剤に触れると流出しやすくなりがちです。そのため、大切なヘアカラーだけでなく、たんぱく質など髪内部の重要な成分も流れ出てしまいます。
そこで、色持ちさせるために2~3日シャンプーを控えるのがベスト!…と言いたいところですが、なかなかそうもいきませんよね?なので、せめてカラーリング当日だけでもシャンプーは控えるようにしましょう。
2.「頭皮を洗う」という事を意識しましょう
シャンプーの基本は、髪を洗うのでなく地肌を洗うことです。なぜなら、頭皮こそが皮脂や老廃物などの汚れがたまっているから。髪の汚れの方はというと、お湯でよくすすぐだけで十分なのです。頭皮の汚れをきれいに落とすためには、以下のポイントを抑えましょう。
- ・爪を立てずに指の腹で頭皮を洗う
- ・下を向いて洗うと逆毛になり、キューティクルが傷つきやすくなるので、上を向いて洗う。
- ・汚れが落ちる流れを意識して、頭の上から下へという順番で洗う
3.硫酸系シャンプーの使用を避けましょう
硫酸系シャンプーとは、ラウリル硫酸もしくはラウレス硫酸など、いわゆる成分名に硫酸の入るものを指します。これらの成分は、ヘアカラーを褪色させてしまう性質を持っていますので、なるべく使用は控えるようにしましょう。
4.ドライヤー時は熱のあてすぎに注意
熱を髪にあてすぎてしまうと、色落ちはもちろんのこと、乾燥などのダメージも招いてしまいます。よって、髪を乾かす際には、長時間当てすぎないこと、同じ所にドライヤーを当てすぎないこと、この2つを守るのがポイントです。
早速今日から取り入れて、キレイなヘアカラーを楽しみましょう!


